2月 272008
 

前に書いたブログがあまりにも専門的過ぎてつまらないので、

急遽もう一度更新。

製版屋になると、まずは紙の規格を覚えます。

きっと印刷屋さんもそうだろうと思います。

A4が、297×210ミリ

A3が、420×297ミリ

B4が、364×257ミリ

B5が、257×182ミリ

これだけ覚えていれば、製版屋としては問題ないです。

DTP屋としても、問題ないと思います。

先方との打ち合わせで、ちょっとややこしい変形寸法を言われても

大抵は大丈夫。

「あぁ。ちょっとだけA4より小さいから大丈夫」とか

「257×210ってことは、AB版か」

とか、応用がききます。

でも、いきなり覚えろって言われても

なかなか覚えられませんよね。

●僕が覚えたのは、まずA4から。

297×210なので

肉な×日当(ニクナ×ニットウ)

A4はいつもみんなにコキ使われいるのに、

給料は日当で、肉しかもらえない可哀相なイメージです。

●次に覚えたのがB5。

257×182なので

二個な×嫌じゃ(ニコナ×イヤジャ)

B5はヒネクレ者で、2個と言われているのに

嫌がる素直じゃないイメージです。

あとは、短い側の寸法×2が、その上の寸法なので

困ったら掛け算していけば、一応分かります。

今思い出しても、かなり強引に覚えたものですね。

でも、覚えるしかないので、こればっかりは覚えました。

あんまり参考にならないですね。

みなさん、好きなように覚えてください^^;

2月 272008
 

データの作り方や、最終ドキュメントデータの管理が、

以前にも増して大事です。

増刷がかかった場合フィルムがあれば、

奥付など、修正指示のある部分だけを訂正(切ったり貼ったり削ったり)して、

刷板~印刷すれば良かったわけです。

修正部分以外は、変わりようがありません。

それが、CTPによってフィルムがなくなってしまった。

増刷時に修正がある場合は、元のドキュメントデータから修正する必要がでてきます。

それには、元のドキュメントデータを開かなくてはなりません。

初刷りの時には、組版オペレーター(A)がMac(a)で開いて作業、

2刷の時には、組版オペレーター(B)がMac(b)で開いて、

3刷の時には、出力オペレーター(C)がMac(c)で開いて、

4刷の時には、・・・。

と、常に異なる作業者、異なるMacでデータ修正がなされる可能性が高まります。

ちょっとしたことでフォントが置き換わってしまったり、

ツメ情報が変わってしまう場合がありえます。

雑誌などの場合は改版を前提にしなくても問題ないかもしれませんが、

書籍など改版を前提にしている場合には、初版を作る段階で、

折単位は無理としても、章単位などでドキュメントを分けておくのが無難です。

訂正の入りそうな奥付だけはさらに単ページのドキュメントにしておくなどして、

極力データをどこで開いても修正容易なデータにしておくなどの配慮があると、

後々安心かと思われます。

まれに見かけるのが、1つのドキュメントデータで100頁以上の本を作っている方が

いらっしゃいますが、やめておいた方が何かと安心です。

CTPデータ前の中間ファイルを書き出す際に、

データが重くなりすぎてエラーの原因にもなります。

CTP作業をした工場、または印刷会社などで、

ドキュメントデータから書き出したCTPデータを持っている可能性も多々ありますので、

改版時はそこから強引にデータ修正を行うこともできるかもしれません。

ただ、その場合は手持ちのドキュメントデータと食い違いが出てくるので、

更なる改版の際には、常にそのCTP最終データからの修正が前提になるでしょう。

ただし、CTPデータはアウトライン化されておりますので、大幅な修正は難しくなりそうです。

慎重にデータを作って、データ管理をしっかりしましょう^^;