今日はカンプについてです。
DTP作業をした後に、出力機から出す、
プリントアウトのことです。
家庭用インクジェットからだされたものから、
DocuColorやAカラーから出力されたものまで、
幅広く「カンプ」と呼ばれたりします。
なぜカンプと呼ばれるのか。
"comprehension"
を省略した言い方と聞いたこともありますし、
"簡易プリント"
を省略して呼んでいるんだよ。
と聞いたこともあります。
"しらねぇよ。カンプはカンプだ。良いから覚えろ。"
と言われたこともあります^^;
要は、パッと見て、レイアウトや写真、文字、色指定が
確認できるプリントアウトの事です。
古くからこの業界にいらっしゃる方だと、
「出校は"A Color"で良いから」
など、カンプのことを"A Color(エーカラー)"と呼ばれる
場合もあります。
この"A Color"とは、もう販売されはいませんが、
昔あったプリンターの機種名です。
業界内で広く浸透していたこともあり、
プリントアウトしたものの代名詞として、製品名であるA Colorという
呼び名が広まったようです。
「そこのお皿に"サランラップ"かけといて」
とお母さんが言っていても、
実際は家にある"クレラップ"をかけていて、
総称は"ポリ塩化ビニリデン (PVDC)"みたいなものです。
例が分かりづらいですかね^^;
実務では、本紙校正をとるほどでもないし、
色も大体分かれば良いし、イメージ伝わるし、
赤字入れられるし、フォントも分かるし、
コストも安いし、時間かからないし、
とりあえず出して。
などなど、かなりの頻度で使われます。