2月1日に、「Adobe Digital Publishing フォーラム 2011」に行ってきました。
六本木で行われたのですが、午後から夕方までみっちりです。
狭いDTP業界、知り合いもちらほらいたり、
話したことはないけれど、有名な方もちらほらいたりしました。
adobeがどれだけ注目されているかがうかがえます。
会場はほぼ満席。
途中から立ち見をされている方も見受けられました。
内容は、今年の春頃(第二四半期)に発売される、
「adobe digital publishing suite」を使った具体例と、
使うことのメリットを大々的にプロモーションしつつ、
今後の電子書籍市場の方向性を示すというものでした。
確かに、とても便利そうです。
日頃からDTP仕事をしていてInDesignの扱いに慣れた人間にとって、
電子書籍をプログラムで組んでいくよりも
「adobe digital publishing suite」を使ったほうが、
はるかに簡単にできそうです。
ですが、印刷物をレイアウトするのに特化しているのがInDesign。
電子書籍は別モノと考えると(根本的な発想として別メディア)、
書籍に近いものはepub(今年の5月に仕様が確定するepub3.0)。
より作り込んだ、電子書籍的なモノはプログラムを駆使して作成するというのが、
一番良いように感じます。手間はかかりますが。
現状のお値段は、海外だと月額で699ドル。
別途、1号(冊)販売する毎に販売量によって0.30~0.17ドルadobeに支払わなければなりません。
(月額が作業環境全体に課金なのか、PC1台に課金なのか、よくわかりません)
月額699ドル×12ヶ月×1ドル85円で計算すると、
年間712,980円かかることになります。さらに1冊売るたびに別途支払い。
この海外での料金体系からいって、とても出版社向けですよね。
日本では、いくらになるのかまだ未定なようですが、
いささか高すぎる気がしますので、電子書籍制作のスタンダードツールになれるか微妙なところです。
結局まだまだ電子書籍制作のスタンダードなんていうものは無いわけで、
「この端末で見られる、こういうモノを作りたい!」
というアイデアや情熱をカタチしようとした時に、
最も適したツールを選んでいくのが良いのでしょう。
その選択肢の一つとして、「adobe digital publishing suite」は存在感を示していくと思います。
2月 052011
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最新のAdobe製品の性能、気になります。
私が所有しているのは、Photoshop 6.0 とillustrator 10 と、InDesign などがセットになったモノで…
今では、ちょっと古くなってしまいました。
欲しいケド…趣味で使う程度だし…
でも、欲しい。。。
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adobe製品って、高いんですよね!
便利なんですけど。
DTP屋としては、持っていないわけにはいかないので、しっかりと買っていますが。
高い^^;