3月 092008
 

DTP屋はもちろんのこと、印刷業界全般にいえる特徴があります。

それは製造業なのに、自分が売る商品の在庫を持てないところです。

製造業といえば、自動車、家電、家具などから

モーターやネジ、ビス一本に至るまで、とにかく”製造”すること

が仕事です。当然、作った後は売ります。

その製造したものは、オーダーメイドでないかぎり、

A社にもB社にもC社、またはAさんやBさんやCさんにも

売れる製造物であるわけです。

そのような商品は、急な注文に備え、予め作って置くことができます。

つまり「在庫」として予め商品を作っておくことができるということです。

印刷業界全般が作っているものは、すべてお客様が望んだモノだけです。

すべてがオーダーメイド。

予め作っておくことができません。

お客様の注文があって、初めて作り始めます。

「こんなモノができますがいかがでしょう」

「こうやったら、もっとスムーズで、しかもコストも落とせます」

など、作りながらも提案をしていき、

時には、発注くださるお客様と一緒になって

モノを作っていきます。

在庫はもてませんが、発注があった際には

迅速に対応する必要がありますので、

製造機械は準備しておかなければなりません。

人手も同様で、特殊な機械を操作できて印刷知識のある、

いわば職人を常に抱えていなければなりません。

つまり、機械も人手も、就業時間中はいつもフル稼働している状態が

目指すべき状態なのです。

間違っても、

「今日はヒマだなー。マンガでも読むか。」

なんていう状態にあってはならないわけです。

そこで重要なのがスケジュール管理と外注なのですが、

話が長くなりますので、それはまた別の日に^^;

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