3月 112008
カタい話がずっと続いておりますが、
今日は外注についてです。
昨日、一昨日書いたように、
在庫をもてなくて、ひたすらモノを作り続けなければならないわけですので、
仕事は常に100%以上確保しておきたいのが本音です。
そこで、仕事は常に100%以上準備してしまうのです。
101%以降の、溢れた仕事は常に外注に出すようにしておきます。
そうすることで、
「就業時間中は常に仕事をする」あたりまえの状態を
やっと確保することができるのです。
印刷業界全般にいえる特徴だとは思いますが、
発注する側が常に発注し続けるわけではありません。
今日は発注したけど、明日は発注先から受注したりすることもあります。
例えば印刷屋さんがチラシの仕事をお客様から受注したとします。
組版やデザインを外注して、印刷は自社で行い納品しました。
あくる日、デザイン会社が「チラシをデザインしてほしい」という仕事を
お客様から依頼されました。
「WEBにも使うんだけど、新聞の折込チラシにもしたい」
といわれれば、印刷を外注に出し、デザインは自社で行いました。
このように、発注する場合もあれば、受注する場合もあります。
同業他社が常につながりあっているのが、印刷業界なのです。
みんなが狭い仕事範囲でのプロフェッショナルであり、
細分化された分業の結果です。
なんだか、不思議ですよね。