5月 042008
 

学習参考書のDTP作業は、特殊なことがたくさんあります。

業界用語で、よく

学参(ガクサン)

と呼ばれます。

特に、数学や物理が難易度が高いです。

理由は、数式があるから。

さらに、特殊な単位(外字)が頻出するからです。

つまりは、分数やルート、またはその組み合わせで、

細かい修正が入った場合、

かなりの忍耐力を持って修正していかなければ

キレイな見た目にはならないのです。

「分数の横棒を、もうちょっと全体に長くして」

「全体の数式のバランスを、もうちょっとバラけた感じに」

といわれると、おそろしく修正時間がかかります。

数式を専用に作って、EPSとして書き出してくれる

専用のアプリケーションもあります。

それがなければ、イラストレーターなどで、数式を

別途作成していくのがセオリーです。

ルビをつける必要もあったり、学習参考書の組版は、

気をつけるべきポイントが山盛りです。

ちなみに我がドルフィンは、英語のテキスト本組版が大得意です。