5月 132008
今日は台割(だいわり)についてです。
台割とは、作る本の計画書のようなものです。
全体が何ページで、何折で、何色で、どこのページにどんな企画が掲載されるのか
などが書かれています。
仕上寸法や印刷部数、印刷用紙の種類まで記入されてることもあります。
主に本の出版を企画した人が作ります。
全体を128Pにしたら16P×8折で、
1~2折を4cにしよう。3折以降を1cの特色刷りにしてコストを浮かそう。
だから巻頭にメインの写真を使った内容を掲載して、
あとは文字中心の読み物で良いや。
読者プレゼントを最後の方にして、編集後記なんかも載せちゃおう。
などなど。
製版の現場では、台割をみて進行状況を確認したり、
面付け確認をしたりします。
印刷屋さんも、
ここまでが4cで残りが1cか。
この部数なら、あの印刷機で大丈夫だ。
この仕様なら、あの製本屋さんが得意だったな。
などなど、台割をみて造本計画を練ったりします。
たまに台割がない場合もあります。
確認しながら作業ができるようにDTP屋が即席で作ったりもします。
特に中綴じの本だと、本ノンブルと仮ノンブルが分かりづらいので、
必ず台割で確認してから面付作業を開始します。
台割って、大事なんです。